ウチ、Amazonプライム入ってるんですけど、
夜中にザッピングしてたら「窮鼠はチーズの夢を見る」が出てきて、思わず観ましたよね。
清水です。BLは映画、漫画、小説含めてこれが初めての鑑賞です。
去年観た映画の中で一番良かった。
成田凌くんと大倉忠義くんの純愛物。
何がいいって、これまで観た映画の中で一番、自分の恋愛体験に近い。
少ないながらも色々観たけど、男女の恋愛物はどれも女の子が可愛すぎて、どうにも感情移入し辛かったり、あくまで作品として楽しむ感じに留まるんだけど。
窮鼠は、相手と通じそうで通じない、駆け引きとか叶った時の嬉しさと壊れる怖さ、本当に絶妙に表現されてて。自分の過去の恋愛をいやでも思い出させられる。
とにかく潤んだ瞳の成田凌くんの顔がたまりません。子犬かよ。
多分、報われない恋愛をしていた時、自分もこんな顔してた。
まーーーこんな可愛くないけど!!!!!
演技をする時、感情は要らない説、よく聞きます。
でも、私は大事にしたい派です。
確かに、感情を掘りすぎると役なんだか自分なんだか分からなくなったり、独りよがりになりがちだけど、
所詮は私はへぼ役者なので、借り物の物語の人物を一から演じるなんて無理、自分を材料にして演じる方が成功に近いと思うのです。
血が通った役者の体や台詞を通して、見る人は追体験をし、心が動く。
その内、引き出しが増えたら、感情より理論で演技は出来る様になるかもしれません。
自分の体験を大事にしながら演技に向き合う事で、作品そのものもですが、自分の人生もきちんと解釈することが出来る、より自分を理解出来る。
演技って、人を知る凄い遊びなんだと思っています。
それにしても。
あの日、あの夜、好きな人が彼女と二人でドア押して出てきたコンビニで、ひとり切なく梅酒を買った事を今死ぬほど思い出しています。
映画館と違って家なので、応援上映かよって位悶えながら観ました。
おすすめの映画です、「窮鼠はチーズの夢を見る」
アマプラで是非ご覧下さい、そして語りましょう。
タバコを吸う成田凌くんになりたくて。
バカだねえ、お前は。