台風14号が吹き荒れてた日、私の身体の中も嵐でした。
清水宏香、コロナに罹っておりました。
厳密には今も自宅療養期間なのでコロナ中ですが、大きな症状はすっかり去って、ただただ社会生活に戻れるのか心配な日々を過ごしてます。
時は19日昼、外は台風でこれからピーク、入ってた仕事も無くなったので、家で撮り溜めた鎌倉殿の13人をダラダラと観る。
義経がどうのこうのなりよる辺りで私の調子が悪くなり、あれよあれよという間に高熱に。
こりゃ義経どころじゃない。どうせ死ぬ事は分かってる(歴史的に)、それより私の生死が心配よ。
家にある薬を選りすぐり、夜にようやく微熱近くに下がって一安心。
するも、今の状況、ただの風邪で終わらないかもしれない。
翌日また熱も出て来たので、夫に連れてって貰った病院で検査をすると…
案の定、バッチリ新型コロナウイルス陽性判定が出たのでした。
ちなみに私が罹った病院特有なのか知らないけど、対面診療をなるべく避ける為、検査はドライブスルー、結果発表はLINEスタンプという。
『OUT!陽性!』
こんなにネガティブな気持ちになるポジティブ、知らんわ。
一緒に受けた夫は陰性だったのです、この時は。
ところで、私達夫婦はご存じの通り劇団まんまるをやってまして、その劇団の参加するイベント・カブフェスがその週末に迫ってました。
この日の為に稽古をずっとして来た劇団。宿泊場所も抑え、打ち上げも申し込み、あとは台風が行くのを待って稽古の仕上げ…という週になる筈でした。
そこに私のコロナ。
こうなったら仕方がない、あんなに楽しみにしてたカブフェスだけど自分の役は代役をお願いして、私抜きで行ってもらうしかない…。
1人和室に籠り孤独に闘病するのでした。
これで終わればどんなにか良かったか。
コロナに罹った周りの人殆どが、家族も感染してました。
こんなに感染力の強い病気、家庭内でどんなに手を尽くしても、それこそ共有する部分を都度アルコールで拭いたりしても、どうにもなりませんでした。
まぁその前に移ってたのかもしれませんが、夫も同じ病院にて
『OUT!陽性!』
先程の劇団の事情が大きく変わる。
私は今回の上演作品では5行位しか台詞がないが、夫は主要キャスト。代打でどうにもならない!
色々と案が出たけど、無理して上演する事に不安を感じる声もあり、今回は上演取り止めに。。。
本当に、精一杯稽古して来た劇団員には申し訳ない気持ちでいっぱいです。せめて、夫に移さない方法は何か無かったのか…。
なお、劇団としての演目上演はなりませんでしたが、元気な劇団員はイベントに出向き、企画に参加したり、集まった他劇団さんの作品を鑑賞したりと楽しんだ様です。
カブフェスは、高松で毎年開催されている演劇フェスです。
主催の株式劇団マエカブさんにはウチの劇団が出来た頃より何かと一緒にさせてもらったし、ここで仲良くなった劇団さんもたくさんあります。
コロナ禍で集まれなかった年を経て、去年久々に参加したカブフェスは、まるで里帰りでした。演劇のイツメンに会えた時はもう嬉しくて泣きそうでした。
今回の事を経て、里帰りも健康じゃないと叶わない、そして皆が健康で無事幕が上がるのは、今に始まった事じゃない、奇跡なんだと痛感しました。
そういう意味では収穫ですね。
↑丸山夫婦の身代わりとして写真載せたチラシだけお邪魔しました
こうして文章を長めに書ける様になったのも体が復活して来た証拠です、ああ良かった。
後悔はすれど先には立たず。
この収穫を活かして、今後の体調管理を万全にして、この次の公演に力を注ぐのみです。
そうです、そうなんです、次の公演は・・・
劇団まんまる第6回本公演
『秋のまんまる収穫祭』
(ハーヴェストフェスティバル)
2022年10月15日(土)16日(日)第二倉庫アクア・チッタ
まんまるお得意のショートオムニバスをぎゅうぎゅうに詰め込んでお届けする、新米古米くんずほぐれつ大収穫祭!
病気の見舞いのついでにどうか、どうかお願いします!!!