情熱とあきらめ

タイトルはどちらも「彼岸花」の花言葉。だそうですよ。
じつに対極的ね。
わたし、彼岸花もだいすき。曼珠沙華って名前のほうがすき。

いやー秋めいてきましたね。佐光です。
もーめっちゃ寒いです。
ほら、暑さ寒さも彼岸まで、なんていうじゃないですか。昔の人は。
私もいうから、私も昔の人なんですかね。
でもだいたいそう。お彼岸のころに急に気温が下がって、風邪ひいちゃう。
彼岸だいぶ過ぎたけど。

風邪の後遺症なのか、ここのところ喉がだいぶやられてます。
周りでも流行ってるみたい。
喋りたいのに少し話すと咳き込むものだから騒々しくって仕方がない。
ほんとに騒々しい毎日。

うん。

さいきん、毎日が楽しいです。
自分らしく生きられてる気がしています。良くも悪くもです。

秋に入って、バーベキューしたりさ。花火したり。浄瑠璃の稽古したり。
芝居の稽古見学に松山行ったり。義両親がお見えになったり。
友達とお茶してみたり、ヨガしたり。
なんだかんだと大忙しで、仕事も職場も劇団も、もちろん家もとっても楽しくて。

そうそう、この間ね、はっとしたことがあったんです。
職場で歓迎会があったんですけど、自己紹介と質問タイム、みたいなものがあって。

夢はなんですか?という質問に対して
「夢はありません」と言い切った女性がいたんです。
今を一生懸命生きているから、と。

夢を求めて、夢に向かって生きるでしょ。多くの人は。
夢を持ってるのがあたりまえ、的な。
なんなら、夢がないことは悪いこと。みたいな。

希望を与えるはずの「夢」に苦しむ若人、多かろう。

夢をもってない自分って駄目なんじゃないか。
夢を、目標を、見つけなきゃ!
なんて思っちゃったりして。

だのにね、そのあたりの「ねばならない」を全部とっぱらって、
素直な自分の「いま」を見据えていること、
ものすごくかっこいいな、って思ったんです。

わたし、媚びるとか媚びられるとかほんときらいなんですよね。
人が人に媚びてるのも、それで喜んでるのを見るのも大嫌い。

だからかな、
人や社会の「こうあってほしい」に媚びない彼女が、
それをしっかりと自分のことばとして口に出せる彼女が、
本当にすてきだな、っておもいました。だいすき。

これラブレターだね。
とはいえ届かないからこそ出せる言葉もあるものです。

ここんとこ好きとか嫌いの輪郭がはっきりと浮かび上がってきて
なんだかいびつな形をしているけれど、これだよこれ、っていうかんじ。

たまにはぐだぐだっと。
あ、「曽根崎。情交」は観たほうがいいよ!
正直、徳島でこんなお芝居みられることってないと思うの。
見に来てねー!

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