- めっきり寒くなってきて、暑いよりはマシだと沖縄育ちなのをすっかり忘れてきた大木です。
、、、爆心ツアー7参加して参りました!!
なんやかんやあり、結局まんまるからは5名の客演が参加する形になりました。
もうネタバレしても大丈夫なので写真の方を。
大木・ハレー彗星役
丸山・出前役
小川・黒服役
鵜戸・パーフェクト軍曹役
来島・アルティメット腰巾着役
という役をそれぞれやってました。
ええ、オール脇役のチョイ役です。んでも、全員それぞれ頑張ってましたよ!なんせ450分芝居ですからね!普通の長編芝居3本分ですからね!!
、、、ということはですよ。メインの人等はどないやねん、と。
ク○イジー。
クレ○ジーですよ。
台詞量、集中力、並大抵のモノを要求されていた訳ではありませんからね。しかもみんな見事やり切っていました。本当にすごかった。
僭越ながら、簡単ながら役者紹介と大木の感想を語らせていただきます!※あくまで大木の独断と偏見でございますですよ!
カケル役・忽那一樹(くっつん)
今回の公演の主催をしつつの主演。大罪人。こいつのせいでま数多の演劇人が地獄を見る羽目になりましたが、その地獄の向こう側は天国、、、かどうかはわかりませんが、それはとても素敵な不思議な異世界でした。
ほんのチョイ役の僕ですらそう思えました。メイン参加の方達から見えた景色はどうやったんやろうと、羨ましくも思います。
、、、役者紹介でしたね。彼は身長180cmの小さなお子さんの役を絶叫につぐ絶叫を重ね演じてました。しかもクレバーに。
クレバー。
クレバーなんですよ。そらモテるわ。腹立つ。
いや舞台裏のこの男はマジかっこいいですよ!
見たいそこの貴女!そのためには役者になるのが近道ですよ☆
舞台裏のトラブルなんかもあの大役をこなしながら即座に対処してる様は驚嘆の一言です。
大した男ですよ。あんま褒めたないけど、褒めざるをえないですよ、君は。
本当に本当に本当に本当におつかれ様でした!!!
トマル役・久保山玲奈(れなさん)
カケルのお姉さんでやたら人を罵倒しまくる役でしたが、当の本人はいつもにこにこ素敵なお姉さんで(僕からしたらお嬢さん)、周りをいつも癒やしてくれていました。あと、カブフェスで作ってきてくれたお稲荷さん超絶美味い。
また食べたい。
、、、はい。自身と相まった天真爛漫な役をそつなくこされ、また、序章ラストの子供のような泣き声と中章ラストで見せた切ない涙と歌声。その間のトマルの役としての成長・変化を難役ながら見事にこなされていました。女性で彼女のお芝居好きな方多かったんじゃないでしょうか。
現にまんまるでれなさんのトマルが一番好き!という子がいました。何故か僕も嬉しかったです☆
那由多役・林幸恵(はやしさん)
膨大な長台詞量。しかもだいたい一息で言わされるスタイル。まんまるの問題作『アシュラくん』を彷彿と勝手にしていた(まんまるの人間はみんなしてました)生クリーム・タバスコ地獄。やたら貧乳をいじられまくられるという、演劇的虐待を受けて受けて受け入れまくる彼女こそ役者の鑑とでもいうのでしょう。(大木もサディストなのでそれはもうわくわくしながら見ていました)
いや、それらをお客さんの視点からみてもちゃんと笑いに持っていってるのが本当にすばらしいんですよね。来た技は全て受けきるストロングスタイル。まんまる向きやないかな。
仲間からもお客さんからも愛される、ステキな役者さんでした。
個人的には終章のカケルがギターの向こうにトマルを見つけたシーンで、かき鳴らされるギターのBGMからの那由多の長台詞のシーンがめっちゃカッコ良くて好きでした!
CP9役・加藤春菜(はるなさん)
熟女型セクシーアンドロイドでしたかね。得意のエロボを駆使しつつ、那由多に罵声を浴びせられても満面の笑みを浮かべている姿は、役の上とはいえ今回のクレイジーな公演の象徴とも言えるような存在として僕は見ていました。
しかも、メイン参加者唯一の県外勢!
、、、おつかれ様でした!!!!!の一言!
僕なら罵詈雑言を垂れ流し倒しそうな状況でしたが、彼女は終演後Twitterで、周りに迷惑をかけて申し訳ない、そして助けていただいた皆様ありがとうございましたという言葉をかけられていました。
それを見て僕は胸が熱くなりました。
「他人」と「他人」が一つのお芝居を作る。そこには謙虚な気持ちこそが大切なんだと思い出させられました。ありがとうございました!
電球役・大谷光季(でんきゅうさん)
関係者の皆さんはご存知だったのですが、彼女は今回が初舞台だったのです。
観られた方、ええええええー!!!って思いますよね!
僕は思いました。そして、勝手に、正直、不安でした。
こんな超超長編のメイン役を、初舞台の子が出来るんだろうか?
、、、何の心配も要らない位、舞台上の彼女は輝いていました。頭以外も。
堂々と、あんなに堂々と初舞台で立ち回れる事が出来るんだろうか。
中打ち上げの時、演出のやぶさんと話させてもらいました。
彼曰わく、賭、だったと。
彼女の事はよさこいで知っていて、この子ならいけるんじゃないか、と。
素質。演出と役者との信頼関係。役者間での信頼関係。それらが一つに相まって。
、、、ああ、演劇続けようって改めて思います。あんなん見せられたらね!
彼女のラスト台詞「今まで魚をありがとう!」キッカケでみんな暗転中に出て行くのですが、只のキッカケ台詞として聞いている役者は舞台裏に一人もいなかったと思いますよ。
良い台詞でした。
神様役・立木幹生(たちきさん)
圧倒的圧倒役者!口から出る台詞のその全てがシャウト!叫ぶ台詞はシャウシャウシャウト!!!
今回の公演のその名の通り役者にとって「幹」やったんやないかと思います。なんせ舞台に上がってきた時の安心感、そこにつきます!絶対笑いかっさらってくもんなあ。
あんだけガラガラ声なのに不快で無く、もっともっと聞きたいって思うんですよね。これからも舞台上の彼を見ていきたいと思います。ファンになりました。
個人的に序章ラストの台詞、めっちゃめちゃかっこええ!って思ってました。最初の稽古の時格好良すぎて僕ちょっと泣いてましたし(笑)
※からのトマルの泣き声との相まり方がまた良いんですよねー。演出、ニクいことするなあ。
Dr ケリー役・久保博樹(ロッキーさん)
僕、地声が凄く高いんですよね。(急に自分の話)高すぎて舞台では「イタい声」と言われ続けてきました。
ただ、カタルシスの解放という意味合いでは、この声を思いっきり出したいんですよ。しかし、お客さんはそれを好まない。
ロッキーさんも同じような声の持ち主で、今回の役も抑えるかどうか悩んでいたらしいですが、演出と話した所、敢えて、「いこう」となったそうです。
彼の演技をご覧になられた方はおわかりだと思いますが、あの、悪役感。(観ていくと悪役ではなかったですが)カケルを追い詰めるあの圧倒的に不快な声、台詞回し。僕は凄く「色気」を感じていました。「本当にこいつめっちゃ嫌なやつなんやないか?」そう思わせたら勝ち、ですよね。
ロッキーさんは勝ちました。独りでなく、演出と共に。
そこが本当にかっこいいし、羨ましかったです。
僕も、そうありたいと思います。
森田のジジイ役・川田秀徳(かわたさん)
今回、一番の難役。そして苦労をされていた役者さんだったんではないかと思います。
影の主役だったんでしょうね。
自身の願いの為に宇宙を作り上げ壊し、絶望のそのまた先にはさらなる絶望が。
、、、からくりサーカスの白金を思いました。(知らない人はすいません。)こちらは宇宙規模なのでまた違いますが。
稽古後に演出と試行錯誤をしている所をよく見ました。殆ど参加していない僕でさえ、なので、膨大な時間を演出と、周りと作り上げていっていたであろう事は、想像に難くないです。
純然たる役作りに対して、今回この450分、一番戦っていた気がします。
おつかれ様でした。nicefight!
また、他にも参加されてた役者の皆様も本当に大変やけど楽しい時間を過ごせましたね☆
スタッフの皆様も通常の芝居三本分ってだけじゃなく、色々イレギュラーありつつも、笑顔を絶やさずやられていましたね。あれはお母さん、ですね。爆心のお母さん達。(僕はマザコンです)
最後に演出のやぶさん。そして主催のくっつん。
本当におつかれ様でした。頭の下がる思いです。
こんなめんどいもんに呼びくさりやがってとか思わなくて本当に良かったです。
本当に本当に得難い経験ありがとうございました!
以上です!!
長々とお付き合いありがとうございました!!