名前と役割と

7月も半ば、みなさまいかがお過ごしですか。
たいへんな雨がすぎ、そしてこの暑さが続いています。
 
そう。暑い。
 
暑いときに水を飲んだりクーラーをつけることは甘えではありません。
忙しいときでも、なるべく水分補給してせめて健やかにお過ごしくださいね。さこっちです。
 
あ、えっと、さこっちというのは名前というか、ニックネームです。
さこっち、とか、さこっちさん、とか呼んでもらってます。
 

ロンドンで9と4分の3番線に行ってきました。グリフィンドールプリーズ、というとこのマフラーを貸してくれました。
 
突然ですが、名前とアイデンティティの関係って、密接なものがあると思います。
ある人は「誇り」なのかもしれない、と仰っていました。
 
ご覧になりましたか、有名映画『千と千尋の神隠し』。
主人公の「千尋」は、これを贅沢な名前だといわれ「千」と呼ばれることになりましたね。
「千」はさまざまな出来事を経て成長し、「千尋」の頃にはなかった強さを携えることができました。
 
名前が変わることは、別の人格をつくることにつながるのかもしれません。
 
…というのはやや強引なこじつけですが、
でも、似たようなこと、ありますよね。
 

バイブリーにて。ケルト民族は薄い石を重ねて隣りとの境界を示したそうです。
 
看守と囚人の例を出すのは安易かもしれませんが、
与えられた役割、呼称。
それに適応したいと思い、それに適した態度を自然と行ってしまうもの。
 
「○○さん」って言われたら、ちょっとお姉さんっぽく振る舞いたくなるし、
「○○ちゃん」って呼ばれたら、天真爛漫さ、かわいさを前面に押し出しがち。三十路でもね!
「○○さんの奥さん」って言われたら、ちょっと人妻感出す、、じゃなくて、夫の顔を立てる行動をとったり。みたいな。
ほかにも「○○先生」「○○部長」とかとか。
 
でね。これ。名前を呼ばれる側だけじゃなくて。
呼称によって、名前を呼ぶ側も変わるでしょ、相手への態度。
呼称が先なのか、はたまた、相手を見て呼称を変えるのか?
どっちが先かは状況によるけれど、おもしろいなって思います。
 

 
で、この「さこっち」は、「さこう」をもじって代表がつけてくれたニックネーム。
じつはその数ヶ月前に苦手な人に強制的につけられたニックネームと全く一緒だったので
えっなにこれはダークリュニオンの仕業?とちょっとびっくりしたのだけれど、
いまは、好きな人たちしかこの名前で呼ばないからだいじょうぶ。
 
わたし、ふだん、「さこっち」らしくできてるかなー。
 

ストーンヘンジ。円形に並ぶ巨石。見えないものへ想いを馳せるという経験ができ、期待以上の場所でした。
 
さてさて、そんで、吃音ヒーロー。
今回、舞台に立たせてもらえることになりました。わーい!
 
キャスティング発表後、役名が台本に入っているのをみたときは嬉しかったです。
ちゃんと、「○○」らしくできるかなー。
このときは「さこっち」じゃだめですもんね。
 
という訳で!ぜひ見に来てねー!
 
https://troupemanmaru.com/events/kitsuonhero_tokushima/
 
※時折挟まれた風景写真は新婚旅行時のものです。きゃっきゃっ。

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