乱歩之回 江戸川乱歩戯曲短篇蒐

うつし夜はゆめ よるの夢こそまこと-
舞台が終わり戻る先は、現実か、あるいは虚構か。

ごあいさつ

このたび、株式劇団マエカブおよび劇団まんまる、両劇団にて
江戸川乱歩作品を題材としたオムニバス演劇公演
「乱歩之回ー江戸川乱歩戯曲短篇蒐ー」を上演する運びとなりました。

江戸川乱歩没後54年。
明治に生まれ大正期に活躍、そして昭和に没した怪奇小説家江戸川乱歩の作品を
平成の時代に演劇活動を行う両劇団が戯曲化。
「赤い部屋」「お勢登場」ほか初披露となる計5作品をオムニバスで上演予定です。
戦前戦後を生きた江戸川乱歩。

その時代と作品を知る上で欠かせないのがいわゆる「カストリ雑誌」です。
カストリ雑誌とは、戦後に出版されて大流行した粗悪な用紙に印刷された大衆向けの安価な雑誌の総称。
安直で興味本位な内容のものが多く、エロ(性・性風俗)・グロ(猟奇・犯罪)で特徴付けられた
いわゆるパルプフィクション(読み捨ての三文雑誌)であり、今日の週刊誌の走りともいわれています。
カストリ雑誌の多様で自由な表現は大正から昭和初期にかけ流行したエロ・グロ・ナンセンスを感じさせ
加えて終戦直後の苦しい時期に人々に抑圧からの開放感と生きる活力を与えました。
永井荷風、谷崎潤一郎等著名な作家も作品を寄せており、乱歩もまたそのうちの一人です。

元号が令和となり、両劇団にとっていずれも初舞台となる記念公演。
時代を超えて愛される乱歩の作品を、まさに時代の変わりゆく今
時代や県の垣根を超えてお楽しみいただければ幸いです。

公演情報

[出演]
〈株式劇団マエカブ〉
藤井みな
繁中あずさ
与力(よりき)
三嶋孝弥
橋本琢真
法兼弘季
RIN

〈劇団まんまる〉
大木茂実
佐光恵美子
宮元優佳
英佑有紀
坂東幸奈

〈劇団テアータ’80〉
藤本康平

〈フリー〉
仁後哲志

原作:江戸川乱歩
演出:大木茂実(劇団まんまる)
脚本:藤井みな(株式劇団マエカブ)、大木茂実(劇団まんまる)

公演責任者:大木茂実
舞台監督:三嶋孝弥
衣装・舞台美術・小道具:繁中あずさ、宮元優佳、法兼弘季
照明:三嶋孝弥
制作:<香川>与力(よりき)・橋本琢真 <徳島>佐光恵美子