家族の思い出～小さな家族草子in徳島を終えて～

2024/05/19

劇団まんまるpresents
朗読劇小さな家族草子in徳島
《公演》
日時　2024年5月11日(土)13時～/18時～
場所　阿波おどり&ミュージックコティ
(徳島市寺島本町西1丁目61−4 阿波けんどビル 7階)
チケット　前売り2,000円当日2,500円
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《家族草子ワークショップ》
日時　2024年5月12日(日)13時30分～16時30分
場所　藍住町総合文化ホール小ホール
(〒771-1203 徳島県板野郡藍住町奥野字矢上前32-1)
参加費　2,000円※要予約

2021年、2022年と、劇団まんまると徳島にてコラボ公演を重ねてきた『家族草子』。
今回は『家族草子』由佳明樹さんと、私・劇団まんまる清水宏香による小さな家族草子公演を開催いたしました！📕

今回上演した演目は２作品。

■家族草子「準備万端」
作　森浩美　出演　清水宏香　明樹由佳(家族草子)　三村和也(劇団テアータ’80)　鈴木拓海

主人公望美の年齢がアラフォー、元気な母から突然「終活」の話を聞かされ、戸惑いを覚えると共に、”いつまでもあると思うな親と金”を実感する物語です。
私が望美役を演じ、母役は明樹さんに演じていただきました。
客演のテアータ’80三村和也さんにも優しいお父さんを演じていただきました。
私自身が主人公とほぼ同じ世代故に、演じていても自分と重なる部分がありすぎて切ないです。
とはいえ基本的には明るく楽しく進んでいきます。
明樹さんの演じるお母さん、本当に愉快でラブリーで、笑いがたくさん起きました！

明樹さんは普段東京で活躍されている女優さんなので、今回の為に徳島に来ていただきました。
なので、読み稽古はzoomで行いました。家族草子の青山伊津美さんにも二日間夜遅くまでご指導いただき、ぐっと作品の読解や演技が深まりました。
そして立ち稽古は8日(水)から…なので、かなり短い期間で集中して作り上げた事になります…！かなり集中して取り組みました！

■劇団まんまる「心浮く二拍子」
作　清水宏香　出演　海月理奈　如月陽　鈴木拓海　田中水月/上野晋作　
　　　　　　　　　　明樹由佳(家族草子)　三村和也(劇団テアータ’80)

私・清水のオリジナル作です。
昨年夏のFM徳島阿波おどり特番でアナウンサー二人に演じてもらった阿波おどりがモチーフのラジオドラマを、朗読劇としてシーンを書き足しました。
演劇は数作ってきましたが、朗読劇は初挑戦ですし、何なら阿波おどりも阿波弁も、演劇も初という劇団員と一緒に試行錯誤しながら日々少しづつ作り上げました。

自分の作品を素敵に上演してくれた劇団員たち、明樹さん、三村さんに感謝です。ありがとう。

『家族草子』に出会って衝撃を受けて。
演劇大学やzoom公演、コラボ公演でご一緒させていただいて。
ついに、私が主人公役を演じる日がやって来ました。

この企画が立ち上がったのは、年末押し迫る12月。2023年度は叶わなかった家族草子を、徳島メンバー中心に出来ないかと思い立ちます。

しかし我々だけでは心許ない、という事でまんまると家族草子を繋いでくれた女優・明樹由佳さんにお話しすると、快くお引き受けいただき、出演はもちろん台本の選定から稽古内容までいろいろと提案してくださいました！

劇団まんまる、コロナ禍に家族草子公演をzoom上で2回オンライン公演しておりますが、やはり実際に立つと別物で、演劇とも朗読とも違う肉体・言葉の使い方を発見したりと私自身かなりの学びがありました。
これをもっと再現出来るようにさらに学んでいきたいです。

明樹さんには、演劇大学で出会って以来、家族草子を中心にいろいろと良くして頂いています。
今回は我が家にお泊り頂いたり、食事を一緒にして、これまで以上にたくさんのお話が出来ました。
めっちゃラーメンを食べる事、ちょっと方向音痴な事、早起きな事、眉山を眺めるのが好きな事・・・
もはや東京のお母さんです。青山さんは東京のお父さん。

そうそう、稽古の合間に、私が大人になっても演劇を続けていこう！と決意するきっかけとなった演劇である青年座「MOTHER～君わらひたまふことなかれ～」のお話をしたんですが、その主役の女優・津田真澄さんが、なんと明樹さんが仲良しで尊敬している女優さんである事が判明！
偶然の奇跡でした！

帰られる際は、雨の日で。傘をさして駅のホームにお見送りに行きました。
私も明樹さんも涙目です。一人の帰り道、本当に寂しかったです。