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Blogcategory: 安藤徹

最高の瞬間をこの手に2018/07/22

昨日まではどういうものを作って、
今日はどういう風に過ごして、
明日からは何をしていこうと毎日考えて実践していると、
自分自身や周りの人の中に大なり小なりの世界が出来てきます。
こんにちは安藤です。

 

写真のことを考えたり、
台本のことを考えたり、
その他自分の好きなことや考えたいことについて、
常に頭の中で思考を巡らせたり、
実際に手や足を動かしていると、
自分の中だけのオリジナルの物語が生まれ始めます。

 

自分だけの「世界」や「物語」を作ることは、
心のモヤモヤや他人との関わりの中にある違和感をじっと見つめて、
感じたことを徹底的に言葉に置き換えていくことかもしれません。
或いは別の形に組み替えて表現することかもしれません。

 

公演の準備が始まって、本番を迎えて幕が下りるまでの期間、
関わっている人達は皆ひとつの物語に長い時間触れることになります。
今もきっとその最中です。

 

写真を撮ったり、イメージを形にしたいと考えている期間、
頭にぼんやりと浮かんだ雲のような形を掴もうとして、まずは目の前の風景にシャッターを切ってみたり、
人にお願いをして写真を撮らせて貰ったりしながら、
今自分が表現したいのはこういうものなのかと知っていく作業が必要になります。

 

 

取っ掛かりとなる最初のイメージは文字だったり、台本だったり、
誰かの撮った写真だったり、何度も繰り返し観た映画だったり、
人や表現の形によって様々です。

 

好きな音楽のある部分から、芝居作りのイメージが湧いてくることもあると思います。
好きな映画の1シーン、登場人物が台詞を口にした瞬間のシーンから、
写真のイメージが生まれることだってあります。

 

創造力は無限大。
もしも自分の中に「こうしなければいけない」という常識があったのなら、
時にはそれを揺さぶってみたり壊してみたり、
バラバラになったのをしばらく眺めて、また新しく組み替えてみたり、
そうしている内に新しい発見が生まれます。

 

1回の撮影の中で、1枚だけでもお気に入りの写真を撮れたなら、
その次からは2枚、3枚と撮れるようになるかもしれない。
いつも大切にしているのはお気に入りの1枚を撮った時の感覚を覚えていること。

 

1日の中で10秒だけでも最高のパフォーマンスを出せる瞬間があったなら、
その日は最高の1日だと思えるといい。
最初の10秒が起点となって、20秒、30秒と最高の時間が増えていくといい。

 

今までに見たことのないものを目の当たりにした時、
人は圧倒され感動を覚えます。
今まで壁だと感じていたものを乗り越えた瞬間、
僕たちはもっともっと遠くへ行けるんじゃないか。

 

まだ見たことのない景色を見てみたい。
その先へ行ってみたいのです。

 

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変身、吃音ヒーロー徳島公演2018/07/14

高知公演からキャストを変更して(一部は同じ)上演される、
吃音ヒーロー徳島公演。
裏方スタッフも一部新しくなり、
舞台装置も文化の森仕様に新しくなります。

 

もう随分長いことひとつの台本に関わっている気がする。
実際は3ヶ月半なのだけど、
5ヶ月くらいは経ってる気持ち。
こんにちは安藤です。

 

まだ寒さの残っていた今年の冬から、
今日まで同じ物語がずっと続いている感覚があります。
劇団という場所は変わらないからでしょうか。
気持ちを途切れさせずに、完全に切り替えてしまいたくない何かがあるのかもしれません。

 

吃音ヒーロー徳島公演まで、残り2週間と数日です。

 

役を演じるキャストの皆の気持ちはどんなだろう。
ものを作る裏方の皆の気持ちはどんなだろう。
稽古をしている最中は終わりの無いように思えて、
時にはドッと疲れてしまったりもするけど、
始まった物語はいつか必ず終わります。

 

先日、久しぶりに稽古場に行って、
同じく久しぶりに稽古場の空気を吸いました。

 

団員が増えたおかげかもしれないけど、
劇団というひとつの場所で、
吃音ヒーローというルールの元、
サーキュレーターのブンブン回る稽古場で、
年齢も背景も様々な大人達が集まってひとつのものを作っている。

 

皆芝居作りに真剣に取り組み、
時には真剣に遊んでるように見えるその光景が、
何だか良いなあと思えたのでした。

 

 

燃え尽きはしない。だってまだまだ夏だから。
徳島公演の8月4日(土)も5日(日)も暑い日真っ只中です。

 

吃音ヒーローというひとつの台本。
ひとつの題材が生まれ変わります。

 

高知公演を経た劇団員や、高知公演を観に来て頂いたお客様にとっては、
「今日とは違う明日」のような話かもしれないし、
ほんの2ヶ月前まで作っていた物語とは別の、
「もうひとつのパラレルワールド」かもしれません。

 

芝居を作る、舞台を作るという事は、
自分の人生の一部を削りながら、
また一方では人生を磨きながら、
変化していくものづくりです。

 

上演は8月最初の土曜日、日曜日。
どうか観に来て下さいなんて
こそばゆい台詞は言えないけど、
春、そして夏と魂を削っては磨いてきました。

 

現在仕事の繁忙期真っ只中の安藤。
お盆までこの忙しさは続きます。
個人的な話ですみませんが、
8月4日と5日は仕事を抜け出したいので、
今からブーストかけてます。
見逃したく無いからな!

 

劇団まんまる第4回公演「吃音ヒーロー」in 徳島

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地方の街にこそ演劇を2018/07/07

映画、音楽、小説、漫画、写真。
建築、彫刻、陶芸、絵画、料理。
踊りなどの身体表現。

 

ファッション、インスタレーション。
芸術、アートと呼ばれるもの全般。

 

そして演劇。

 

人の持つ感性から生まれて、
作り上げられたものを心豊かに楽しむ。
そんな時間が徳島にも四国にも、
他の地方にももっと広がればいいなと思っています。
こんにちは安藤です。

 

 

学校や職場と自宅の往復になってしまいがちな毎日。
心が欲した時に映画を観たり音楽を聴いたりして、
僕たちは時々「人の作ったもの」に触れて生きているのですが、
それらを日常からもっと意識して取り入れていきたい。

 

どこに行っても人が多くて混雑する事の少ない、
過ごそうと思えばどこまでもゆったりとした毎日を送る事のできる、
時間が経つのを忘れそうな地方の街だからこそ、
毎日の暮らしの中でゆっくりと芸術を楽しみたい。
そんな姿勢や生き方があっても良いのではないでしょうか。

 

 

最初の引っ掛かりはどういうものがあるのか。
自分の住む街で演劇の公演が行われている事を知るには。
前売りのチケットを予約して休日に劇場まで足を運んで貰うには。
映画やテレビ以外に、そもそも生の舞台を観劇することの面白さを伝えるには。

 

もっともっと前の段階から掘り下げて、
どうすればまんまるの活動を知って貰えるのか。
劇団員一人一人の魅力を伝えるには。
未来のお客さんになるかもしれない人は、
今どんな楽しみを欲しているのか。

 

 

友達の多さやフォロワー数には特に執着する事なく、
割とこれまでノホホンと生きてきたけど、
生まれて初めてと言っても良いくらい、
「数が欲しい」「拡散力が欲しい」と思うようになりました。

 

個人の作っている、または劇団の作っているものを見て貰うために、
一番シンプルな答えは「魅力のあるものを作る」「楽しい活動を続ける」事だと考えています。
好きな写真を撮るのは勿論、県外へも今まで以上に出ていって、
まずは自分自身が楽しんで、関わった人も幸せな気分になって貰えるような、
そんな活動を続けていきたいな...!と再認識しています。

 

 

降り続いている雨が止んで、
天気のいい日が当たり前になったら、
愛媛にも香川にも高知にも遊びに行って、
まずはロケハンをするぞ。本州にも今まで以上に上陸するぞ。

 

そうして外から得たものをホームに持ち帰って、
また毎日続く活動に還元していきたいな。

 

日常の暮らしに潜む「心の揺らぎ」のポイントを、
それぞれの得意な形(僕なら写真や文章)で表現出来るようになって、
職場と自宅の往復の毎日を創造的に、もっと楽しくしよう。

 

周りの多くの人々を楽しくて面白みのある世界に巻き込んでいきたい。
今はそんな気持ちです。

 

 

現在本業が繁忙期で作業の終わらない安藤ですが、
仕事を片付けて日付の変わった夜、
もしくはまだ外の暗い早朝に家を飛び出して、
少しずつでも写真を撮っています。

 

やっぱり表現する事は面白くて止められない。
好きな事はいつまでも続けていたい。

 

 

あと観たい映画は忙しい時もなるべく見るようにしています。
最近ではTSUTAYAで貸りた「ディナーラッシュ」が面白かったなあ...!

 

NYで繁盛しているイタリア料理店を舞台にした物語。
ある冬の夜、場所は店内。登場人物は店のオーナー、スタッフ、お客さん達。
限定された空間と個性的なキャラクター達によって展開される群像劇は、
なかなか演劇的で各シーンの転がし方がとても巧い。お勧めの作品です。

 

 

劇団まんまる第4回公演「吃音ヒーロー」in 徳島

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見たことのない景色を求めて2018/06/22

「まだ見たことのない景色に出会う為に、俺は西へ向かう」

 

誰に言うでもなくひとりポツリと口にして出掛けた午前5時。
休日の目覚める前の街を、一台の小さな車が走る。

 

使い慣れたフィルムカメラとデジタルカメラを一台ずつバッグに詰め込んで、
彼の行く先はそう、徳島県の西の果て。
とある季節のとある時間にだけ目にすることの出来る風景を写真に収めるために。
早朝の人気のない道をひとり、静かにアクセルを踏み込む。

 

 

コンビニで朝食代わりのおにぎりとパンを買い、
トロピカーナのオレンジジュースを飲み干す彼の口元は、
食べたばかりのホットドッグパンのケチャップの残りカスと共に、
微かな笑みを携えている。

 

どんなに日中の太陽が地面を照らしても、
早朝の街に流れる風はまだ冷たいのだった。

 

思っていたよりも体感の気温は上がらないまま。
しかし彼の目の奥の灯火が消えることは無かった。

 

 

午前7時より少し前。
目的の場所に着く。

 

西の果て、辺境、四国の真ん中。
空気は徳島市内のそれとは明らかに違っている。
カメラを構えて立っているすぐ側を車の走る音こそするけれど、

 

静かだ。

 

何だろう。

 

静かだ。

 

 

瞬きをすれば空の色は一瞬で変わってしまうだろう。
同じ四国の筈なのに、見様によっては異国の風景にも感じられた。

 

映画の中でも観たことのない、
映画以上の風景が現実の目の前に広がっていた。

 

夢の物語を多くの人と共有し紡いでいくのが演劇の役割なら、
物語の一瞬を切り取り永遠とするのが写真の役割。

 

シャッターを押している瞬間なんて1秒にも満たないけど、
長い間心に残り続けるであろう風景を、写真という1枚の形に収める。

 

 

 

見たかったひとつの風景を撮り終えて、
しばらく余韻に浸った後は、
また次の風景を見てみたくなる。写真に収めたくなる。
そうして目にしたものの記録を残しながら、
旅は続いていく。

 

物語を作り、舞台に立つのも
もしかしたら同じような気持ちなのかもしれない。
人生が続く限り、旅も終わる事なく続く。

 

東の空が少しずつ、
明るく変わり始めた。

 

 

劇団まんまる第4回公演「吃音ヒーロー」in 徳島

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いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう2018/06/07

10代の頃に何気なく始めたことや、
20代の頃に好きで始めたことが、
30代や40代になっても続いて、
やがては一生のライフワークとなる。

 

生まれたての赤ちゃんが大きくなって、
ハイハイから歩けるようになって、
言葉を覚えて、文字を覚えて、
幼稚園、小学校、就職、恋愛、結婚、
そしておじいちゃんおばあちゃんになって、

 

生き続けた後に残るものが人の物語だとするなら、
人の成長と共に続いたライフワークも、一生を通せばもうひとつの物語。

 

 

もしかしたら一生続く物語の始まりは、
劇団まんまるの舞台からだったのかもしれないし、
今この瞬間も長年のライフワークが続いている劇団員達がいます。

 

僕達が残しているのは物語の始まりと途中。まだ終わりはありません。

 

ブログや文章は日々の記録。
舞台は一生の中の一瞬を多くの人と共有する時間、空間。
写真や映像は一瞬の物語を何十年、何百年と残す為の装置です。

 

 

沢山残していきましょう。
今回の公演の写真を80歳になって見返した時に、
一瞬で2018年の気持ちに戻れるように。

 

仲間と笑って楽しかった日も、
何かにつまずいて悲しかった日も、
時が経てばそのひとつひとつが大切な思い出。

 

公演が終わってひとつの役から解かれても、
その役を演じた期間の自分は心のどこかで生きています。

 

いつか自分自身は忘れてしまっても、
観に来て頂いたお客さんの心の中に、
もしかしたら生きているかもしれません。

 

そういうものづくりを続けていきたいです。

 

 

吃音ヒーロー in 高知、3日の日曜はお客さんとして観劇しました。
いつも稽古の段階から写真を撮っていて、今回もそうだったけど、
高知公演をお客さんの立場で観られて個人的に大きなものを得ました。

 

8月の徳島公演まで吃音ヒーローの物語は続きます。

 

また新しく始まる劇団まんまるの物語。
公演自体も新しく生まれ変わります。

 

 

面白いものや刺激のあるものを作り続けて、
目を離させない。
人生の物語を紡ぎ続けているから。

 

好きなこと、やりたいこと、使命に感じていること、
時にはひと息ついて、充分に休みを取りながら、

 

閉じていた眼がまた開くまで。
俯いていた顔が前を向き始める。

 

 

3月に撮らせてもらったトニー。
吃音ヒーローのオーディション前だったけど、
今見返してみると何となくオルカ感あったなあ。

 

 

 

 

 

劇団まんまる第4回公演「吃音ヒーロー」in 徳島

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まんまるの作る芝居って2018/05/29

まんまるの作る芝居ってどんな芝居だろうと考えてみました。
今回の吃音ヒーローがどんな内容なのか見に来られるお客さんに伝えようと、
何か言葉を探してみました。

 

いよいよ今週末は高知公演の本番です。
こんにちは安藤です。

 

 

学校に行って教室で会うと「あ、いるな」って認識する程度で、
お互い話しはしないんです。
寧ろちょっと苦手だな位に感じています。

 

多分話をしても噛み合わないんです。
噛み合わない事が分かってるから話をしないんです。
お互いに持っている感覚が異なってるんです。
永遠にすれ違う世界線を生きてるんです。

 

運動会の練習で皆の心が揃わなくて泣いちゃう奴なんです。
文化祭の準備に熱くなっちゃう奴なんです。
合唱コンクールの順位に涙しちゃう奴なんです。

 

たまに誰かと喧嘩をしたり問題を起こして、
クラスの注目を集めてしまう奴なんです。
いつもはマイナスな感情を表に出さないのに。

 

認めないんです。
分からないんです。
本当に性格が合わないんです。

 

でもだからこそ気になってしまうんです。
壁にぶつかって顔を赤くしてる相手を見て、
こっちも気持ちが熱くなって、

 

「なんでそんなこと言っちゃうんだよ」

 

って心の中で呟いてるんです。
けして言葉では伝えないけど。

 

多分、相手にも何となく伝わってるんです。
アムロかシャアかで言えばシャアなんです。
カッコつけで、迂闊で、甘ちゃんで、
そんな奴、気にならない訳が無いじゃないですか。

 

悲しい事のあった時、心の奥では微かに嬉しそうで、
嬉しい事のあった時、瞳の奥ではなぜか悲しそう。

 

喜怒哀楽のどこかとどこかの間を行ったり来たりして、
ひとつの場所に安定しない。

 

そんな自分を楽しんでるような、寂しがってるような。
まんまるの芝居ってそんな奴なのです。

 

 

劇団のみんなへ。
2018年6月2日と3日は一生に二度とない二日間です。
思う存分出し切って下さい。
3日は客席から応援しています。

 

高知公演を観に来られるお客様へ。
今回の公演が初めましてのお客様も多いかもしれません。
貴重なお休みの日のひと時を、
ほんの少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。

 

それでは、高知蛸蔵でお会いしましょう。

 

劇団まんまる第4回公演「吃音ヒーロー」in 高知

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離れていても繋がっている2018/05/21

ここ最近は平日は仕事、休日は撮影という日々を繰り返してます。
劇団ブログが近況報告ブログとなっています。
こんにちは安藤です。

 

今までやってこなかったポートフォリオ作りをやっています。
100%趣味だけど今後何かに繋がるかもしれない。
何かに繋がるかもしれないけど撮っているのは個人の周りのものという、
私小説のような、いわゆる「私写真」というやつです。

 

趣味ですが撮影前にテーマを決めます。
写真を通して表現したい物語の内容も決めます。

 

ん?物語?と思われる人もいるかもしれません。
写真に於ける物語というのは、1枚1枚の写真を組み合わせて連続で見た時に、
何らかの物語を感じるかもしれない、または感じないかもしれないという、
とても曖昧で説明もされないけど撮影時にイメージされている話の流れのことです。

 

撮影をお願いする被写体さんに
大まかなイメージを伝えるところから作業は始まります。
撮影時のロケーションや当日の被写体さんの服の雰囲気などは、
打ち合わせの前に予め決めておきます。

 

撮りたい写真のイメージを決める。物語性やテーマを考える(劇作)
イメージやテーマの表現方法(どう見せるか)を考える(演出)
上記に合ったロケーションの選定(大道具)
写真に写り込むものを決める(小道具)

 

モデルさんにどう写って欲しいかを伝える(役者)
モデルさんの服やメイク(衣装, メイク)
撮影日の天候、湿度、光の具合(照明)
撮影前後, 撮影時の展開とまとめ(制作, 広報)

 

写真を撮ることは芝居を作るのに似ている部分が沢山あって、
何日もの稽古期間をかける芝居作りをギュッとコンパクトにしたものが
イメージやテーマに沿った撮影とその過程である。
そう捉えています。

 

世の中のどんな写真にも実は物語が流れていて、
今、貴方がスマホのボタンを押して目の前の風景を撮った写真にも、
貴方が今日まで生きてきた10、20、30何年分の物語とものの見方が詰まっています。

 

人の一人の物語をどのようにして見せるか、
どんな形にして世に出そうかと最初にイメージする所が、
芝居における劇作や演出と似ている部分です。

 

表現の分野は違っても、
0から1を生み出して10、100、1000と足したり掛け合わせたり、
時には引いたり割ったりして見る人に伝えるという点に於いては写真も同じです。

 

しばらく稽古を撮りに行けてませんが、
熱い魂を持った奴らが稽古場で今日も蠢いています。
僕も負けることなく低温火傷の方を担っていきたい。
外で活動を続けることで劇団のトラフィックを上げていきたい。

 

夢に見ているのは、
劇団に公演依頼と入団依頼が殺到する未来。
団員が100人規模になってそれぞれ「丸組、山組、裕組、介組」が結成される未来。
(介組はちょっとやだな...)
もしくは「丸組、茂組、おが組、清組」でもいいかな!

 

いつも答えはシンプルで、
面白いものを作るだけです。
心の底から面白いと思えるものを。

 

 

 

 

新しいポートフォリオを編集中。
仮タイトルは『真夜中の頭痛』です。

 

劇団まんまる第4回公演「吃音ヒーロー」in 高知

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雷に打たれる瞬間2018/05/14

平日の仕事終わりで撮影の打ち合わせ、
別の日は夜のテスト撮影、休日は人と会う予定だったり、
何らかの撮影だったり、GW明け以降バタバタと過ごしております。
こんにちは安藤です。

 

仕事に関しては連休前の駆け込み需要が多い職種なのですが、
趣味の写真活動の方は「連休明けたしそろそろ動こか」という人が多く、
なかなか息つく暇を与えてくれません。

 

SNSやブログを見ての撮影依頼はまだ無いのだけど、
馴染みの人や久しぶりの人からチラチラと連絡を貰っています。
やっぱり何かしら言葉に残したり、誰かの目に触れられるようアウトプットしてると良いことあるんかな?
とプラスの方向に捉えています。

 

現状最新ではこういう写真を撮っていますというポートフォリオを準備中。
まずはTwitterにて近日公開予定です。

 

 

忙しい日々が続くとどこかでガッツリと休息の時間をとらないと
スッカラカンになってしまう人もいて、僕も長年そっち寄りの人間だったけど、
ここ最近は割とバタバタしてる方が頭の回転や行動も速くなる傾向にあります。
イメージや考えを転がしやすい状態が出来てきているのかもしれません。

 

今回はこれが実現できたから次はこれをやってみたいとか、
今はこれが足りないから近いうちにこういうものが欲しいとか、
次はこういう雰囲気の写真を撮ってみたいとか、
熱が上がるのと一緒にお湯の沸くサイクルも速くなるような感覚。
脳から脊髄を通って指先までの神経が行き届いてくるあの感覚。

 

 

勿論いつも神経が冴え渡ってるという訳ではなくて、
良い考えが浮かんだりアイデアを閃くまでには、
いつもまとまった「寝かしつけ」が必要になります。

 

息つく時間に別のことを考えたり、Youtubeで動画を見たり、
音楽を聴いたり雑誌を読んだり、好きなものを食べたり、
仕事中に職場内をウロウロ歩いたり、夜には外を散歩したり、
その内にまた椅子に座って机に向かったり、人と話をしたり、
モニタを眺めて手を動かすのに飽きてウトウトしていると、
いつの間にかハッとイメージが降りてきたり。

 

突然雷に打たれたような感覚。
実際に雷に打たれたことは無いけれど、頭の中のモヤモヤに一撃が走って晴れ間が見える瞬間。
何かしら動きながら考え事をしていると必ず訪れる瞬間です。

 

 

日々のトレーニングを続けて、第一次、第二次ピークを迎えた後、
積み重ねたものを一旦ぐちゃぐちゃにして混ぜ合わせたり、
要素と要素を掛け合わせてもなかなか自然な仕上がりにならなくて、
イメージを心の片隅に置いたまま一旦放って寝かせておくと、
数日経った時にしっくりくる形になってひょっこり現れたりする。
今求めている丁度いい形に加工されて定着したりする。

 

もっと面白くしたい。今の自分の限界を打ち破りたい。
目標に向けてレベルアップしたい。ひとつ向こう側の感覚へ行ってみたい。
全て雷に打たれる瞬間を待つ人達の願いです。

 

日々の鍛錬を続けて、練って、捏ねて、
充分に寝かせた後に見えてくる景色があります。

 

新しい景色を見たくて、
今は僕も地面を這いずり回っています。
感覚としてはあともうちょっとだなー!

 

 

劇団まんまる第4回公演「吃音ヒーロー」in 高知

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スローゴールデンウィーク2018/05/06

GWが明けました。安藤です。
マチアソビ終わりの徳島は疲れ切っているように見えて、
それはとても良い疲れなのだと思います。
夜まで遊んだ後、ご飯を食べてお風呂に入って眠りについた子供の寝顔のような街。

 

僕のGWは何をしていたかというと、
連休前の激務を抜けて旅行、旅行、一旦休んでまた旅行です。
もうめちゃめちゃリフレッシュしました。
そんな間にも吃音ヒーローの稽古は続いていた訳です。
皆すまん。ペコリ。ペロリ(←ここでボコボコにされる安藤)

 

 

行ったことのない場所や何度も訪れた場所に行って、
何をするでもなくただブラブラと散歩をして、
お腹が空いたらご飯を食べて、
気に入った風景を写真に撮ってという、
いつも通りの生活を別の場所でする旅行です。

 

 

知らない街の駅近くの、その街の人には馴染みの定食屋とか、
昔から変わらずにあるラーメン屋とか、
そういう店を探すのが楽しいのです。
初めての街に来てるというだけで自分にとっては特別だから、
その他はその街の普通を味わってみたい。
ある街の日常が、他所からやって来た者には特別なイベントになる。
誰か分かりませんかこの気持ち。

 

 

ホテルに帰るとテレビを点けてみたり、
窓の外を眺めたりしてぼーっと過ごします。
そこは自分の家ではなくて、いつもの自分でもなくて、
よくあるホテルの一室という何者でもない空間の中で、
いつもとは違う「何か」が生まれ始めます。

 

 

旅先には必ずメモ帳と愛用のボールペンである、
Jetstreamの0.7mmを持って行きます。
ホテルの部屋でぼーっとしてる間に、
色んな言葉やアイデアが生まれて来るのです。

 

 

旅先で出てくるアイデアは、人に伝えるより遥か前の段階のものが多く、
休みが明けて精査しながら実際に行動したり、
案のまま止めておいたりします。
図でメモしてあるものは後から見た時に
何だったのか覚えていないこともあります。

 

 

劇団には写真係として関わらせて貰っていて、
基本的に僕は単独行動を取っております。
稽古にフラッと現れては写真を撮りつつ、それ以外の時間は
メインである写真活動を軸に劇団に何か還元できないかな。
そんなことをいつも考えています。

 

 

いつも一人で小さく始めて、
それが皆にとっても良いものだといい。
一人で納得するだけの試みでもいい。
毎日の変わらない日常の中で、
新しいメニューをひっそりと試してみる定食屋の店主のような、
今そういう気持ちです。

 

 

高知公演まで残り1ヶ月を切りました。
一人静かに心の中に燃える炎がある。
連休明けだからかもしれません。
駆け抜けて行きましょう。

 

劇団まんまる第4回公演「吃音ヒーロー」in 高知

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伝わらない気持ちを伝えたい2018/04/29

 

めがね、めがね、奥にもめがね。
今回、劇団楽一楽座より客演の藤本君の参加によりめがね人口が増加し、
徳島でも有数のめがね劇団となりつつある劇団めがねまんまるです。
現在、6月2(土),3(日)に高知の蛸蔵にて行われる『吃音めがねヒーロー』鋭意稽古中です。

 

こんにちは、両目の視力は共に1.0を保っている安藤です。
続々と押し寄せるめがね軍の侵攻に歯止めをかける存在でありたい。

 

 

さて、今回の劇団まんまる本公演の演目である『吃音ヒーロー』
旅劇団一座で劇作家を務めるキツオは、
吃音であるが故に話をしようとしても言葉に詰まってしまって、
自分の考えを仲間にうまく伝えられない場面があります。

 

芸術の栄えたワイトリーユの姫でありながら、
現在は過去の面影を無くしてしまった都に暮らすオルカ姫も、
オルカ姫の父であるワイトリーユの王ドルフも、
物語的にゴニョゴニョな人物として描かれています。

 

伝えたくてもうまく言葉が出てこない。
心の中ではもしかしたら誰かに伝えたいと願っているかもしれないのに、
表にはその気持ちが出てこない。

 

伝えたいのに伝わらない。
伝わらないから相手にも分からないまま、
でも自分の中には確かな気持ちを持っている。

 

 

芝居や物語の中だけではなく、
現実の生活に於いてもよくある話なのかもしれません。

 

子供の頃、好きになった相手に気持ちを素直に伝えられなかったり、
親への感謝の気持ちだったり、
友人や仲間を大切に思う気持ちだったり、

 

本当はいつも心の中にあるのに、
いざとなると気恥ずかしくて伝えられない。
伝えたい気持ちはあるのに、相手と話している時には言葉に出なくて、
後になって伝えたかった想いに気づいたりする。

 

気持ちを伝えたい相手に、
短い言葉で想いを100%伝えられたらきっと楽だし、
今よりも色んなことがもっと上手く回る気がします。

 

でも人はそれを簡単に出来ないから文章を書いたり、
頭の中のイメージを物語に変えたり、
舞台上で芝居を作って見せようとする。

 

 

詩も小説も映画も、
音楽も絵画も彫刻も、
写真も芝居も元は同じ。

 

伝えたいけど伝わらない、
伝えるためにはどうすればいいだろうという、
気持ちの芽生えから生まれるのかもしれません。

 

キツオにとっての伝える手段は劇作であり、
また劇中に登場する劇団員にとっては演出だったり役者だったり、
色々な役割に沿って物語を伝えようとする訳です。

 

僕にとってはやっぱり写真かなあ。
ある時には一枚の紙や画像にしか見えないものが、
別のタイミングで見た時には物語が写っているように感じられる、
そんな自由さが気に入っています。

 

 

 

コンプレックスがその人の個性を作る部分は確かにあって、
苦手とするものがある分、得意な分野はどんどん伸びていくというか、
吃音ヒーローにおけるキツオにはそんな一面もあったのかも...
と台本を読んでいて感じました(あくまで個人の感想です)

 

伝えたかった想いの結晶がそれぞれの生き様となって、
もしかしたら芝居を作っている私達自身にも、
その想いが重なる瞬間が来るのかもしれません。

 

気持ちを言葉に代えて、
またある時は言葉ではなくても。

 

それでは今回はこの辺で。
安藤でした。

 

劇団まんまる第4回公演「吃音ヒーロー」in 高知

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