「空気読んでこ!」
「空気は読むものじゃなくて吸って吐くものだ」
って台詞が印象的な漫画『凪のお暇』、金曜日からドラマ始まりましたね。
観てません、稽古してたから!
黒木華ちゃん×高橋一生君×中村倫也君というキャスティングだけでもう面白さしか感じ無いね!
梅雨明けする前に真夏や本格的な夏という言葉は使いたく無い清水です。
夏は夏ですけどね。
立夏が夏の始まり。
間も無く大暑がやって来る。
そう、今年は梅雨明けせずに大暑を迎え、夏休みに入る訳ですね。
暦の通りに季節が進む事はそう無いですが、やはりそれなりの周期に沿わなければ落ち着かないもんです。
空気を読む、って言葉。
同調するとかそういう意味でよく使いますが、空気イコール季節でもあるなと思うんですね。
季節に合わせて服を着替えたり靴を変えたりしますもんね。
夏がとっくに終わってるのに裸足でサンダル履いてる人とか、春先なのにいつまでももさっとしたニット着てる人は何か空気読めてないなと感じてしまうお年頃です。
さて今日は『凪のお暇』も観ずに、そう、稽古でした。
まずは皆で稽古場をぐるぐる回るというウォーミングアップ。
丸山さんの指示の下、7人でぐるぐる回ると、集中してなければぶつかります。
自分の動きと他人の動き、そして周りの景色にも注意し慮りながら動くというのは、簡単な様でいて難しく、面白い体験でした。
よく、お前その距離感でその声出す?って奴いますけど、そういう人にも効果的な稽古ですね、あれ、そんなblogを最近読んだ気がする。
次に本を読みます。
いつもと違うのは、ダメ出しをする稽古も含んでいた点です。
演出経験が無い役者が結構多いんですが、こうしたい、という意見を具体的に伝える難しさと、伝われば芝居が変わる楽しさがあったのでは無いでしょうか。
空気を読むとか呼吸するという事を頭で書きましたけど、役者にもそういう力は必要です。と言うか無ければ務まらないと思います。
相手がこう来たからこう返す、相手が吸うからこっちは吐く、そういう力のある人が舞台に立つと綺麗に物語が進む。
もちろん、季節なんて気にしない、真夏にファー着ちゃう様な突出した個性で勝負する役者も居ていいと思いますけど、
ズラしてるのとズレてるのは違いますからね。
そういえば私にとって久々のまんまる稽古でした。
まぁ、毎週演技指導講師をしているので稽古自体は欠かしてはいないんですが、
人に指導する時も自分が稽古する時もいつも大事にしているのは、『理解する事』です。
一度出来た事も理屈が分かってなければ次は出来ません。
今日こんなblogを書いてるのも、稽古を通して感じたり気付いたりした事を忘れない為です。
季節と同じ。
夏が来れば暑いのを知っているから、服を薄くする事が出来る訳ですもんね。
さぁ、少しずつ頑張りましょう。
ところで何でキミそんな空気感醸し出してるん。