感情。

丸山です。

今週末、「第11回マエカブ演劇フェスティバル」に向けて絶賛稽古をしています。

日曜日は忽那を交えてキャスト勢ぞろいの稽古となりました。
僕の演出をフォローする様に忽那が若手に指導するシーンが目立ちました。

「呼吸」「身体」「段取り」「ミザンス」「感情」

演劇あるあるのワードです。

よくそのシーンを演じる時にどんな「感情」でやってるの?
という質問を役者に投げかける場面をみます。
役者自身が台詞を発する時、更にはその場に在る時。
どんな「感情」を持ってそこに在るのか、発するのか。
みたいな質問。

ここに関して、いやそんなこと無いでしょうと思いたいんですが
単純に喜怒哀楽で質問を受け取られることが多いなあと感じています。

6月の「まるまるアドリブ」は即興芝居公演だったので
素直に役者である自分自身の感情のフィードバックとしてリアクトすることが
概ね解となりやすいんですが
複数名が同じシーンに在る戯曲の中で単純な喜怒哀楽で分類すると
それは逆に大雑把にならないかなと思います。

共通言語として便利な「感情」という表現ではあるんだけど
こういった指導するタイミングでもう少し便利な言い換えは無いかなあと考えて
一応、これかなあと思ってるのが「状態」です。
勿論、内面と外面の両面を指して。

上半期に色んな場所で色んなお芝居を観て、そして日々を生きながら感じたことを
「鳥籠の中で」という作品にまとめました。
併せて若手劇団員の練習用台本としても機能することを願って。

8月中旬に徳島のライブハウス「グラインドハウス」で上演した時よりも
彼らの演技はブラッシュアップ出来ていると感じるとともに、だからこそもどかしさも。
その歩みを不惑の立場から待ちながら、週末に向けて更に研鑽を重ねていきます。

週末、高松で皆様のご来場をお待ちしています。

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