台風です。
雨風が強くなって来て、不安な夜を過ごしている東條です。
吃音ヒーロー終演からしばらく経ちました。
よく考えると、まだ1ヶ月経ってないですね。
すごく時間が経ったようにも思えるし、昨日のことのようにも思えます。
オルカについては稽古中、色んなことを思ってブログに書きたい、でも書けないことの方が多い…!!ってうずうずしてましたが、いざ終演してアンケートやSNSで皆様の感想を読ませていただいて、吃音ヒーローという作品を、その中のオルカを、
それぞれに受け取って、お持ち帰りいただけたのだと感じ、心がいっぱいになりました。
ご来場いただきました皆様。
お手伝いいただきました皆様。
応援してくださった皆様。
本当にありがとうございました。
オルカについては、語ることを許されていない気がするので、私の気をつけたところだけ残しておきたいなと。
オルカ次第でワイトリーユの見え方は変わってしまうと思っていました。
だからこそ、演出である大木さんと話をしてどうみせたいか、どういうオルカにするかを時間の許す限りで、ギリギリまで悩みました。実際は考えすぎなのかもしれませんが…
表情、所作に神経を尖らすことは役者として当たり前だとは思うのですが今回よりそれを意識しました。
ドルフ役の鵜戸さんとは、緊張感や歪さをどうシーンとして作ろうか共にめちゃめちゃ悩みました。難しかったですね。
キツオ役の小川さんとは、とにかく細かく打ち合わせした気がします。その時間がとても楽しくて……緊張しました。
あとほら、私、ゲラじゃないですか!
小川さん、ツボじゃないですか!
よくやったわたし…頑張ったわたし!
徳島公演稽古、2回目の通し。
やっとオルカが物語の中で一本通って、
キツオの戸惑い、ドルフの咆哮、そしてキツオの叫び。
オルカの物語は終わってしまったけど、そこからなぜか自分にもどってしまって涙が止まりませんでした。
もっと生きていたかったと思ってしまいました。
サーディン役の中西くんはオルカのお芝居への興味をぐんぐん持たせてくれたし、丸山さんはキツオとのやりとりで、人と関わることの暖かさをオルカへ教えてくれたように思います。
稽古中、どこか寂しさを感じていたのですが動画で吃音ヒーローをみて、なんとなく納得しました。
これからしばらくは充電期間。
ゆっくり過ごそうと思います。
玉木くんもはるばる東京から駆けつけてくれて、中西くんもいて、すごく頼もしかった。
追いつけるだろうか。頑張ろう。