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格好つけて生きたいじゃん2018/10/03

サムネ画像の左は、コング桑田さん、右は鈴木健介さん。

 

先日、大阪のとある場所にある、劇団リリパットアーミーII様の稽古場にお邪魔して今週末上演の

「曽根崎。情交」稽古に参加してきました。

 

金曜日から日曜日まで毎日、稽古して飲んで稽古して、飲んで。

日曜日は台風で鳴門海峡大橋渡れずに、待って、待って、待って。

朝焼けがちゃちな二人を染めてたあくびして走り出すデミオ。

 

稽古、すごく楽しかった。

緊張した。

演出のわかぎゑふさんに僕と大木が今回アサインいただいて、こんな所で稽古出来て。

当たり前だけど、自分とこじゃこんなスピード感で創作出来てないからさ。

創られていくのってやっぱりウキウキするんよね。

ガンガン出来ていくんだよなあ。ガンガン休憩入るし。

本当に皆さんに良くして頂いて、頑張ろって思いました。

 

今更?みたいな話なんだけど、役者って格好良いなって思って。

シーン終わって、袖に入ったら、集中したその人に戻るんだけどさ。

舞台上で、生きてて。

呼吸とか目とか、所作とか全部ね。

凄いカロリー使って生きてるんだって思って。

気づいたらずっと演技を目で追ってました。

こう、呼吸してるんかな、視線はどこでどう向けた?重心は?

どんな力の分配やろうか。

延々、ずっと夢中よ。

格好良かったあ。

尺の長短はあるにしても、僕も生きてみたい。

死にたくないなって思う。

 

自分大好きなんだけど、客観的にまあハンサムでは無いのも知ってるし。

だけど、格好はつけてたい。

週末、飲んだ後、帰り道。

一緒に行ってた大木に「そのええこと言うて去って行く間が腹立つ(笑)」

って言われるくらい無意識に格好つけてて。

自分を好きでいたいんだと思う。

言われなくても好きだけど。

 

何か、この時感じた格好よさって寅さんに通じる何かがあるのかもしれない。

親父が好きで、小さい頃から良く「男はつらいよ」観ててさ

そん時はあんまり何でここで両親笑ったのかもわからなかったんだけど。

今また観ると面白いんだな。

寅さんってまあ色々ね、やらかしちゃって、マドンナにも毎回振られちゃって。

基本的に負けてるんだけど、そんなことお構いなしに優しく格好つけててさ。

無理に勝ちにいこうとすれば勝てるんだとしても

負けを背負いこんでフラッとまた旅に出かけちゃう。

渥美清さんが亡くなった時のTV番組のコメンテーターが多分言ってたんだけど

寅さんって「負けの美学」の話だって。

 

徳島でさ、劇団の座長をしてて、劇団としては当然「勝ち」に行くことが大事だし

どうあってもそこを第一に動いてかなきゃって思う。

だけど、こと個人としては「負け」をちゃんと引き受けていかないと駄目なんかなって。

尾崎じゃないけど、僕が僕であるために負け続けなきゃならない的な。

全然、出来てる気はしないけど、「勝つ」こと以上に綺麗に「負け」られることって格好良いと思う。

好きな人やモノだけ大事にしてたいし、それ以外を背負い込むほど、懐広くないし。

んで、その裏で格好つけきれずに、結局グチグチ言ってる情けない感じで

負けていけたら。

負けて負けてまけまけいっぱいよ。

 

そんな格好つけたいおっさんと!

 

大阪の老舗劇団リリパットアーミーⅡの皆さんが出演する「曽根崎。情交」

観たらわかるけど、ええよこれ。

観に来た方が絶対いいよ。

おいでよ。来てください。

 

演劇『曽根崎。情交〜Junction of SONEZAKI〜』

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