煙が目にしみる

サムネイルとタイトルは、一昨年に客演した劇団テアータ80の公演『煙が目にしみる』のワンシーンです。

私はタバコは吸わないので、喫煙シーンは苦労しました。

清水宏香です。

 

 

12月18日は夫で劇団代表の誕生日でした。

何とか日が変わる前に誕生日プレゼント渡せて良かったです。

 

今年はiQOSケース。

決して喫煙を勧めてる訳ではなく、むしろ健康の為に辞めたらいいのにとすら思ってます。

だけど、iQOSケースにしてしまいました。

 

てゆうか。なんならiQOS本体も私が買ったったしな。

 

 

 

ところで、タバコって、ただの嗜好品ってんじゃ無いと感じるんですよね。

映画やドラマ、お芝居でタバコは、物語を印象付ける小道具としてよく出てきます。

タバコがあるのと無いのでは、雰囲気はかなり違います。

私が『煙が目にしみる』で演じた人物も、都会の会社でバリバリ働く自立したキャリアウーマンでして、性格のキツさや苛立ちなどをタバコで表現してました。

 

 

作家とか演出家といった職業、文化人に類する人はタバコ吸ってるイメージありますね。

筒井康隆先生もヘビースモーカーだったそうです、今は作家よりタレント感強いですけど。

怒ったら灰皿を投げるという蜷川幸雄先生とか、演劇やってたら皆知ってる有名なネタですし。

 

 

私が昔、15年ほど前に勤めてた放送局は、毎日ネタを探しては取材行って原稿書いて次の日に放送するというような目まぐるしい創作の現場でした。

当時はまだフロアが禁煙じゃ無く、普通にデスクに灰皿が置いてあって。

多くのディレクターがモクモクさせながら日々原稿と向かい合っていました。今じゃ信じられませんね。

しかし徐々に世の中は愛煙家に冷たくなり、2年目くらいからはとうとう完全禁煙に。

 

その時私は

『物を書く人にとってタバコ吸いながら書けないのは辛いだろうなぁ』

と勝手ながら思ったのでした。

 

 

 

ただ息を吸って吐くんじゃ無くて。

煙と共に、物語の色や、創り手のアイデアや閃きを練り出す。

吸わない私にとってタバコはそんな不思議なアイテムに見えるんです。

 

 

後、出会いも生みます。

飲みニュケーションならぬ、タバコミュニケーション。

喫煙所では目上の気難しそうな人とも火を貸し借りして同じ煙を吸って近付けたりするそうで、何とも羨ましい。

 

 

 

劇団まんまるの明日の創作の為になるならば、まぁ少しくらいは大目に見るかな。

 

 

でもこれ以上タバコ値上がりしたらその時は手を打ちますけどね。

 

 

 

そんなこんなで、ハッピバースデー、代表。

今年も煙の中から素敵な物語を練り出してください。

 

そんな代表と宮井ちゃんが客演するお芝居が今週末にあります!

タバコを吸うシーンがあるのかどうかは分かりませんが、作家の役の様ですので写真の姿は遠からずといった所なのでしょう。

 

 

株式劇団マエカブ・Unit out合同公演

『往来~綺堂・ホームズ・師走・新年。~』

香川公演

[日時]2018年12月22日(土)23日(日)
14:00/17:00

[場所]ヨコクラうどん
(香川県高松市鬼無町鬼無136-1)

詳細はこちら

タバコの男撮影:安藤 徹

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