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すききらい きょらい おうらい2019/01/06

1月6日が来てしまいました。もうすぐ7日になろうとしています。父親の誕生日です。

このまんまるブログでも既に何件も「明けましておめでとうございます」が続いてて食傷気味ではありますが、私だってとっくに明けてますので言ってもいいと思います、なので言います

「明けましておめでとうございます。

 

そしてお父さんもおめでとう。」

 

 

清水宏香です。

 

私は比較的社交的な人間だと思ってますし、ていうかそうじゃないと広報みたいな仕事しにくいですし、実際に人付き合いで悩んだ経験は殆ど無いです。

食事も同じで、絶対食べられない物とか無いですし、唯一苦手な牛乳だって昔取材で酪農家さんとこに行った時はそれは美味そうに飲みました。何テイクも。

 

でも、好きな物と嫌いな物は割と明確にあります。
嫌いだなあと思って接する人、不味いなあと思って口にする食べ物。

 

そりゃ人間だもの。

 

 

大事なのは、自分が何を好きで何を嫌いかをちゃんと判る事なんだろうな、って常々思ってます。その為にこれまでのいろんな経験があって、一見ネガティブに感じる出来事すらそれは将来のポジティブなんですよ、きっとね。

 

 

 

さて、私は滅多に観劇の感想を書かないんですが、新年最初のお芝居でしたので今日はそんな内容です。

株式劇団マエカブ・Unit out 合同公演『往来〜綺堂・ホームズ・師走・新年。〜』

代表がなんと主役!家で会話が無い夫婦なので知りませんでした。
いや、ちゃんと普通に会話はあります心配しないで下さい、ですが直前まで知らなかったのは事実です。

 

 

とっても余白の多い、考える隙間のあるお芝居だなあと感じました。
家に帰っても、作品の息遣いを思い出しながら噛み締めてます。

 

丸山代表演じる作家・岡本綺堂と、編集者の森を演じる福家君の会話を軸に、彼らの読むホームズの本や書いた半七捕物帳がくるくると再現される。
そんな中に急に入ってくる奉公人の懐妊、解雇の報せ。

登場人物が一心不乱に読みふける奇妙な物語と、
並行して起こる、取り立てて時代に記される事も無い出来事と。

私たちの人生は、どちらかと言わずとも後者でしょう。

でも、なんてドラマチックなんだ!と感じる事は一度や二度では無いはず。

 

 

平成最後の年明けという不思議なタイミングに、そんな事を感じさせてくれるお芝居に出会えました。

玉井さんにはこれからも、はっと気づいてふふと微笑みたくなる作品を産み出してって欲しいです。ありがとうございました。

「僕らは過去で出来上がっている」というセリフが作品にありましたが。

私がこの作品を好きだなと感じる事ができたのも、過去に何かしらの経験があるからなんですよね。

 

一緒に観に行った劇団員と、帰りにお芝居の感想と共に、「好きな作品についてどうして好きか知る事が大事だね」みたいな話をしました。
誰かがいいと言ったから好きなんじゃなく、誰かが嫌いと言ったから嫌いなんじゃなく。
明確にしていく事で、やりたい作品も出来てくるし、何より楽しくなる。

 

昔、ある高校演劇を観に行った時、(奇しくも愛媛でした)私はとても良かったと思ったのに、一緒に観に行った年上の人が「つまらなかったな」と言っただけで、私の中でその作品の良いところが全部消えていったのを20年近く経つのに未だに覚えています。

 

そんな一言で観劇の楽しさを奪われる前に。
自分の中の「好き」をちゃんと持って欲しいなと、思います。

 

 

 

そうそう。

平成の終わりにこの世を去ったアレをパンフにブッコンでくれた、マエカブ・まめさんのデザインは本当に素晴らしいという事を最後に伝えて終わります。

 

 

 

 

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