愛媛県と高知県と小川君と

どうも皆様お久しぶりです、劇団まんまる 小川です。ぺこり。

 

ちょっと時間が経ってしまいましたが、11月に

愛媛県 シアターねこ「C.T.T 松山vol.16」にて『病気』、

高知県 蛸蔵「蛸蔵ラボvol .1」にて『六文銭』を

それぞれ上演させていただきました。

 

上記の2作品とも僕が書かせて頂いた本です。

両方とも自分の子供のように可愛い存在です。見分け方としては

ちょっとクセがあって高慢ちきなのが『病気』で

無表情だけどほら吹きなのが『六文銭』です。

 

いきなりですが、僕は面白い事が好きです。

劇団まんまるのモットー「面白い奴が偉い!」の“面白い”は

包括的な意味ですが、

僕自身は、笑えること=面白い であると思っています。定義しています。

いわゆるΛ(ラムダ)ってことです。

 

まあ別に定義はしてませんが、笑えるお芝居とかコントとかを見ると

面白いと感じるわけです。

 

「C.T.T 松山vol.16」のアフタートークでも話題に挙がりましたが、

コントと芝居は何が違うのかということ。

(※僕は、上記の2作品をコントとして世に送り出しています。)

 

その話が出て以来、ずっと考えていました。何が違うのだろうかと。

結論から言うと、そんなことはどうでも良いということです。

考えているうちにめんどくさくなったといえばその通りですが、

どうでも良いやって。もう良いかなって。

何か良いことねえかなって。

そんな感じです。そんな感じでこの話は終わりです。

 

僕は、自分の書いた作品に自分が役者として出演することが多いのですが、

『病気』という作品は、本公演・C.T.T 松山vol.16でも

役者ではなく、完全に演出家としてこの作品に関わらせて頂きました。

 

正直、役者として出演してくれた方々、

お世辞じゃなくて全員僕より演技上手です。

僕は小手先だけの半端者なので当然なんですが、

ただ、笑いを生み出すための絶妙な間とかタイミングを

伝えるのが難しいです。

 

「あと0.7秒早く台詞言ってもらえますか。」とか、

「そこで身体をこう!(ぐにゃり)」とか言ってても、

言いながら「僕は何を言ってるんやろ。・・お腹すいたな。

本格的にすいてきたな。」とか思ってしまいます。

何でそうするか、そうした方が面白くなるのかを

僕がうまく説明できていないから

言われた方もそう言われたからそうするだけになってしまいます。

 

何事にも原因があって結果があります。

人が何かを見たり聞いたりして笑ってしまうのも同じです。

 

笑いのメカニズムというのが確実にあって、

それを理解せずに適当にやっても駄目です。

駄目すぎて反吐がでます。

つまり、どすべるということです。くそすべるということです。

 

C.T.T 松山vol.16に向けた練習では役者の皆様には、

いろいろ悩ませてしまいましたが、

本番、音響卓から見た『病気』はちゃんと、

クセのある高慢ちきな面白いコントになっていたような気がします。

いろいろありましたが、結局いろいろ楽しかったので

良しとしませんか。そうしましょう。

また、観覧に来ていただきました愛媛の皆様、

本当にありがとうございました。

様々なご意見、参考にさせて頂き、

もっとたくさんの方に面白いと思ってもらえるよう精進いたします。

 

続きまして。結構長くなってきました。すいません。

こんなに長くなるとは思っていませんでした。もう少しだけです。

 

愛媛県 シアターねこ「C.T.T 松山vol.16」、高知県 蛸蔵「蛸蔵ラボvol .1」。

僕自身、自分の作品を県外で上演するのは初めての経験でした。
上演する場所が違えば反応が違う。当たり前のことです。

 

 

僕のことを知らない人たちが僕の作品を観てどう思ってくれるのか?

 

 

怖かったですね、正直。

それこそ、殺されるんじゃないかと思うくらい。

お前の作る作品は面白くない。お前が面白いと思うものは

私たちには全然面白くない。死んだらいいのに。

とか、そんな風に言われたらどうしようって思っていました。

 

そのせいか、高知県への出発前日の夜は舞い上がってしまって、

洗濯機をまわしたまま寝てしまい、

当日着るものが何も無いという大惨事に見舞われてしまいました。

また、車の鍵も一緒にまわしてしまったので車も乗れない。

この世の全ての不幸が僕にやってきたのかと思いましたね、あの時は。

 

高知遠征メンバーを乗せたレンタカーが迎えに来てくれた時。

皆の顔見たら、もうこれ以上ないくらい楽しそうな顔、顔、顔。笑顔。

僕、素足に靴。右手にはおニューの靴下。

買ったんですよ、コンビニで。 靴下を。無いわけじゃないのに。

一杯あるのに。でも全部びしゃびしゃなんでね。超水浸しなんで。

この世の全ての不幸が僕にやってきたと確信しました。

まあ、全部自業自得なんですけどね。

 

これも結論から言うと、調子に乗っているわけではありませんが、

愛媛県の皆様、高知県の皆様、どちらも小川作品を

比較的温かく迎えてくれたようなそんな気がします。

また、行きたいですね。本当にお世話になりました、もっとがんばります。   以上、小川でした。

 

 

 

12月26日(土曜日)、劇団まんまる本公演!

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