生きること、死ぬこと

こんにちわ!広報清水です!

 

 

いつも公演の広報にあの手この手を尽くしている私ですが、

「文化の森って美術館や図書館もあるし、演劇を観るためだけに行くのも勿体ないよな。催し何かやってないかな?」

と思い、少し調べておりました。

 

そしたら、

何と!

 

 

「『100万回生きたねこ』佐野洋子の世界展」(実行委、徳島新聞社、県教委主催)が開催中じゃあないですか!!!

ご存知でしょうか?

 

 

国内発行部数は220万部超え、
ロングセラー絵本「100万回生きたねこ」
1977年の初版以来、世界8カ国語に翻訳され40年以上読み継がれています。

 

 

タイトル通り100万回死んでは生まれ変わるというサイクルを繰り返したネコが、
愛する家族を持って初めて幸せな生き方に気付くというお話です。

 

 

正直、チラシの通り絵が可愛くないんです。
ネコの絵本っていうとまあ普通は可愛いでしょうに、
この主人公のトラネコは目は吊り上がり、ギョロっとしてて、口もオオカミかよって位開くし、歯がスゴイ。
読んだ事がある人は納得すると思いますが、「モチモチの木」と同レベルのトラウマ絵かもしれない。

 

さらに絵だけじゃなく性格だってちっとも可愛くない。
漁師や泥棒やおばあさんやサーカス団や、生まれ変わるたびにいろんなところで飼われるネコだけど、実につまんなそうに生きる。飼い主の事はいつでも大嫌い。
で、そんなだからか分んないけど毎回壮絶に死ぬ。サーカスの時とか酷かった。

 

 

そんなネコ、最後は、誰にも飼われないただのネコとして生まれ変わる。
自分の人生、いやネコ生を謳歌すべく楽しく生きていると、

 

そこに、これまでとは違うパートナーが現れる・・・。

 

 

 

俺様系の我儘なネコだけど(100万回も生まれ変わったらそんなもんかもしれない)読み進めるうちにこの猫に感情移入していき、
最後は涙無しには読めない。何度読んでも泣いてしまう。

 

 

 

死ぬ時の事って、誰しも一回は考えた事があるんじゃないかと思う。
病院で?旅行先で?職場で?移動中?
家族に看取られる幸せな最期?孤独死?
病死?事故死?他殺(まさか)!?

 

嫌な妄想は尽きませんが。

 

この本には、すごくシンプルながらも、私的理想の死の在り方が描かれています。

 

 

私はこれを読んで、少し死ぬのが怖くなくなった。

 

奇しくも「吃音ヒーロー」も生死の在り方を問う物語でもあります。

公演をご覧になる前後に、「100万回生きたねこ」の世界に触れると、また感じ方も変わるかもしれませんね。

 

 

今回の展覧会では、
作家・佐野洋子さんの絵本原画や版画作品など約100点が展示、
「100万回生きたねこ」に関しては、原画18点のほか、草稿も展示されるそうです。
このほかさまざまなネコが活躍する作品や、過去に舞台化された際の関連資料なども展示されます。

 

 

演劇の仕込みやゲネリハは大変タイトなスケジュールで行われるものではあります、しかし!休憩中使ってでも何としてでも行く!!!

「100万回生きたねこ-佐野洋子の世界展」

徳島県立近代美術館 展示室3(2階)

2018年7月14日(土)~2018年9月2日(日) 午前9時30分~午後5時まで

一般・大学生800円/高校生400円/小・中学生200円(前売り券)

詳しくは県立近代美術館HPまで!

 

 

んん、吃音ヒーローの事を何も広報出来ていない!
その辺は皆のブログでご覧下さい(笑)

劇団まんまる
404: ページが見つかりませんでした | 劇団まんまる 劇団まんまるは徳島県徳島市を中心に活動中の演劇を中心とした創作集団です。
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