安藤です。
映画が好きだ。
映画が好きでよく観る。
映画館に観に行ったり、
TSUTAYAでDVDを貸りたり、
最近はNetflixがとても便利です。
よく観ると言いつつも、
全然観ない月もある。
仕事終わりに詰め込んで観る時もある。
ひと月近く観ない時もある。
映画が好きというならこれは観てるでしょう
というのを観てない場合もある。
おそらく好みに偏りがあるので、
王道と呼ばれるものを観てなかったりする。
人の好きな作品を未見だったりする。
「何の映画が好き?」と聞かれると…
どう答えるのが正解なのか分からなくて困る。
結局は今一番おすすめの映画や、
最近観て感動した映画を伝えるようにしている。
難解な作品ばかり好きなわけでもない。
誰も知らない映画ばかり好きなわけでもない。
大作、昔の作品、特撮、アニメ、何でも好きです。
007シリーズは公開されると必ず映画館に観に行きます。
ホラーだけは観ない。
あと極端に痛そうなのも観ない。
アクションもので傷口縫ってるシーンとかは、
こちらまでイタタタタ!ってなります(実際声に出る)
映画が作られた時代背景や、
どんな監督やスタッフ、キャストが集まっていたのか、
どんな想いで、どんなものを作りたくて、
作品の裏側にある物語を知るのが好きです。
Wikipediaの映画監督の作品一覧を眺めるのが好きです。
今は知ることのできない作り手の意図や情熱を、
観る側として、写真という映画に距離の近い表現が好きな者として、
想像するのが好きです。
物語を生み出し、人の関わりあう時間をカメラに収めるのだから、
そこには何かしらの人生観や思想が現れるはず。
そういった作り手や時代の持つ「熱や心意気」「物語の匂い」を感じられる作品が好きです。
好きを絞れないので、
今パッと思いつくおすすめの作品を10本挙げますね!
(カッコ内は監督の名前です。)
・ノーカントリー(ジョエル・コーエン)
・ランド・オブ・プレンティ(ヴィム・ヴェンダース)
・エレファント(ガス・ヴァン・サント)
・ポンヌフの恋人(レオス・カラックス)
・ヴィオレッタ(エヴァ・イオネスコ)
・たかが世界の終わり(グザヴィエ・ドラン)
・ディストラクション・ベイビーズ(真利子哲也)
・旅の重さ(斎藤耕一)
・萌の朱雀(河瀬直美)
・恋恋風塵(侯孝賢)
演劇人に特に観て欲しい10本でもあります。
「旅の重さ」
四国が舞台なんですよ。
もしかしたら今も変わらないのでは…と感じるような、
瑞々しい自然が描かれていて、
少女役を演じている高橋洋子と秋吉久美子が素晴らしい!
特に後半に出てくる秋吉久美子の存在感!
途中では旅劇団一座も登場します。
しっとりと心に打ち付ける作品です。
「たかが世界の終わり」
初めて観た時に衝撃でした。
硬いもので強く殴られるような衝撃じゃなくて、
熱された何かでジリジリ、ゴリゴリすり潰されるような、
心のHPが減っていくのが分かるんだけど、
もうここまで来たら物語がどう収束するのか
最後まで目に焼き付けてやる。
そう感じながら観た物語でした。
「ヴィオレッタ」
美しい娘と、娘を写真に収める母親のお話。
写真好きには分かりすぎる、
分かりすぎるからこそ心に響く物語です。
写真好きではなくても、美しいものを形に残そうとする。
その行為はいつしか熱を超えて、
愛や情と呼ばれるものも超えて、
大きく包み込みたいと半ば勝手に願いながら、
他者から見ると禍々しいものに変わっている。
それでも形に残すことを止めない。
娘の、母の気持ちの行き着く先は…
いやー映画って、
本当にいいものですね。
物語の時間が経つごとに熱が上がったり、
落ち着いたかと思えば一気にピークに達したり。
観てる方はいつも作り手の魔法に掛けられています。
さあ次は何を観よう。
と言いつつもう貸りてきてます。
「長江 愛の詩」
父から譲り受けた船で発見された古びた詩集「長江図」。
そこには長江流域の街が記され、導かれるように船は上流へと進む。
男は行く先々で”美しい女”と再会し、過ぎ去りし記憶に想いを馳せるー。
(公式サイトより引用)
楽しみだなあ。
世の中の様々なものが無くなっても、
まだ観ていない映画、
これから観たい映画がこの世の中にある限り、
楽しみは続きます。
それではまた。