丸山です。
いよいよ、明日から12ヶ月連続即興二人芝居「4247」がはじまります。
最初から最後まで全部アドリブですし、事前に何か用意できるものでも無いので何か本番前って感じがしません。
パートナーは元グレートチキンパワーズで今は即劇遊団あドり部主宰の北原雅樹。
6月に開催した徳島多分初の即興芝居公演「まるまるアドリブ」後、即興芝居を徳島で広げていくために継続的な公演が必要だという話をして、別にお客様が1人でも続けながらちょっとずつやってみようのコンセプトで開催する運びとなりました。
そんな第一歩を今回来てくださる皆様に喜んで頂けるように頑張りますね!
先週末、高松で開催された「マエカブ演劇フェスティバル2023(カブフェス)」に参加してました。
先月にグラインドハウスにて上演した「鳥籠の中で」という作品です。
YouTubeにアップしたのでご覧頂けていない方は是非御覧ください。
拙作はそういう人々をメタ的に集めてそれぞれの言いたいことを言い合わせた思考実験です。
自分が正しい時に間違っている方を責めるのはある種快感です。
SNSにはそれが溢れていて、違和感を感じています。
違和感というか、足りなさ。
目の前から邪魔者を排除して、終わり。
部屋の掃除をして、部屋の中からゴミが無くなれば、終わり。
そりゃそうですよね。ゴミがその後、どの様に処分されるかなんて想像しませんもの。
同じ様に間違っていると断じて排除した人の行く末を想像したりはしません。
確認もしません。
「許す」場面って第三者が用意してくれないと実現しないものです。
数年前、恩人がそういう機会を設けて下さり、交流が戻った友人がいます。
やらかしてしまって、人が離れていくという経験が多い方だと思っています。
所謂、普通の感覚を持って、ちゃんとしようといつもは考えているはずなのに。
そういう、やらかし「がち」な自分だからこそ、やらかしちゃった人には少しでも寛容でいたいと思います。
そう思う時に以前にみたこのポストを思い出します。
日本人は
— 心理カウンセラーmasa (@masa_counselor) April 2, 2019
「人に迷惑かけちゃダメ!」
と子どもに教えることが多い。
それに対しインドでは
「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」
と教えるそうです。
【迷惑をかけながらでしか生きられない】
そう思うと
周りの全てのモノに感謝できそうな気がする。
インド人はB型が多いと聞きます。
そのせいかこの投稿が凄く腑に落ちました。
「信頼」って信じて頼ること。
信じて頼られる人に少しはなっていきたいと思うし
変なプライドなく、迷惑かけながら信じて頼って許されて、生きていきたいと思います。
だって、生きてるだけで迷惑かけるんですよ?
公演を終えて若手劇団員と話しながら、彼らの熱量に圧倒されます。
まだまだ足りない表現力ではあるけれども、稽古初日から考えると着実に上達はしていて。
稽古自体はかなり厳しいことを言ったのにも関わらず、懸命に回答を探す姿に清々しさを感じました。
与える言葉に常に疑問を持ちながら、持ちつ持たれつ次作に向けて動いていきます。
僕自身はこの後、10月末の「こんぴら大演劇」に久しぶりに出演します。
こんぴらさんの周辺を散策しながらの演劇体験とかなかなか貴重だと思います。
良ければ一度御覧ください!
劇団としては今後まずは12月にあるとある演劇祭に参加するための作品づくりからはじめます。
その間、劇団員のリクエストに基づき基礎稽古を続けていく予定です。
朝の空気がはっきりと夏が終わったことを教えてくれます。
馬肥ゆる候とは言いますが、季節の変わり目、くれぐれもご自愛くださいね。