みどりいろがすき

こんにちは、佐光です。

いつの間にか7月になりました。

乱歩之回にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。

今回ご都合が合わなかった方からも、応援のお声をいただいてとてもうれしかったです。

 

いろいろなこだわりを含んだ公演でした。

じめっとした季節。湿度。

お客様にちょっとしたストレスを与えるくらいの空気感を理想としていました。

香川公演では大雨に恵まれ、さらに雷まで鳴るものだから小躍りしましたよね。

 

話は変わりますが、季節を意識して生きることができて、やっと人間なのかもしれないな、と思ったことがありました。

 

幼いころは、あまり季節を意識せずに日々を過ごしていたように思います。

夏は日が長く、冬はあっという間に暗くなる。

夏は朝顔を育てて、冬には雪が降る。

それぞれを点として知っているものの、それらの因果関係がわかっていなかった。

 

なんで6月の緑は美しいのか。

 

青々とした山を切り裂いた高速道路を、この数か月はよく走りました。

きらきらと輝く車体の前面に、羽虫が潰れてこびりつきました。

 

愛媛に生まれ、今は徳島に暮らしていますが、私は香川が大好きです。

香川というか、瀬戸内海が好きなのだと思います。

さざなみとも違う、縮緬のような水面。

瀬戸大橋の上から眺める小島の混じる景色はとくべつ美しく見えました。

四国と本州を行き来するときというのはたいてい、とくべつなことだったので、

なおさら印象深く刻まれているのだと思います。

 

なにかをはじめるとき、生まれるとき。

つよいエネルギーをが生まれ、光を放って、ひとを惹きつけるものだと思います。

今回の公演もまさにそうでした。

 

強い思いで人を巻き込むこと。

これはスキルとして一朝一夕に身につくものではありません。

その人の中で育て、蓄えてきたものがそのまま熱量になるのだから。

 

情熱を中心に、それを支えることができたなら、それをうれしく思います。

そして、お客さまの表情から、それを感じることができたとき、

ああ、この公演に関わることができてよかった、と思いました。

もう少しはっきり言えば、この人たちの役に立ててよかったな、という思いでした。

お客様のほうを向けてないですね、でもそれはそれ、別の話。

 

なにごとも、スタートアップというのは情熱的で、求心力のあるもの。

やる側からすれば楽しいし、やりがいもある。無限大の未来を描ける。

見る側からしても、目新しさがあり、期待感を抱きます。

 

むつかしいのは、継続していくこと。

惰性で続けるでなく、いかに続けていくか。

乱歩之回に限らず、演劇に限らず、あらゆる物事に対してですけどね。

 

6月の緑がとても、美しかった。

毎年毎年、飽きずに同じことを口にしています。きれいだなあと。

秋には緑ではなくなるけれど、それをまた、美しいと思うはずなのです。飽きもせず。

ね。

 

よくわからん文で終わるのもなんなので、写真を貼ってお茶を濁そうと思います。

 

✳︎乱歩之回オフショット✳︎

稽古中、脚立にあがる人。真顔なのがシュールですき。

 

香川合宿中、本物の長持を前になぜか項垂れる人たち。

 

屋外での、迫真の演技指導。

 

小松島にて。

この箱の水の中から、クリーチャーが生まれるんだって。

 

爆誕!(?)

 

di cafeさんでカレパ!美味しかったー。

 

見たらいけないもの見ちゃったね。ごめんね。

 

さあ、これからもすることやることいっぱい!

息切れしないように走っていきましょう。

 

ではねー!

 

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