一生に一度の七日間

ネットワーク公演の本番まであと7日。

 

来週の今頃には、

今回の公演の参加者は文化の森で準備をしています。

 

来週の今頃には、

チケットを買っていただいている方は、何時に家を出て文化の森に向かおうか決められている頃かもしれません。

お友達を誘って一緒に公演を見に来ていただける方は、開場前にどこかでお茶でもとお考えかもしれません。

 

 

本番まであと7日です。

稽古を重ねてきた役者やスタッフ達にとって、『四月になれば彼女は』に関わる最後の7日間になります。

 

普段会うことのなかった人達が、

それぞれの劇団から、ひとつの公演のために集まって、今まで稽古の日々を重ねてきました。

 

どんなことがあっても、またこれまでの歩みがどんな形でも、一生に一度の数ヶ月間を一緒に過ごして、その時間はあと7日で終わろうとしています。

 

 

きっとそれぞれの想いが胸の内にあります。他の誰かに伝えたい想い。自分の中だけにしっかりと持っておきたい想い。終わった後に解き放ちたい想い。

 

本番前の緊張感と、やるぞという気持ちの入った空気が稽古場に流れていて、

あとはもう、ただ前を向いて進むだけです。

 

 

個人的にたまらなく好きな空気感です。

それぞれが自分の役割に集中して、これまでのいつよりも心地がいい。

 

7日後の本番という目標のために、

稽古場の空気はひとつになっていました。

 

本番まであと7日。

 

安藤でした。

 


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